水の不思議
貫井興治
美味しいお酒は、昔から良い水の出る土地で作られております。
過日、Y.y倶楽部代表太田さんの案内で、知多半島常滑市の「白老」の
澤田酒造さんへ見学に行った時も、酒造場構内に、今も昔と同じように
湧き水が出ているのに驚きました。
私たちは、お茶・コーヒー・みそ汁・ウイスキーや焼酎の水割・その他
ドリンク飲料等々、体内に毎日2.5リットル位を、摂取し対外へ排出しております。
私たちの身体の80%(0才児)〜45%(75才)は、水が占めております。
まさに、水のお陰で、人間に限らず全ての生命が保たれております。
このように、大切な水が地球環境汚染とともに、日本が誇っていた
というよりも当たり前のように飲んでいた―美味しい水が、危ない水に
変わってしまいました。
多くの人が、日常的にペットボトルに入った「○○の名水」を
購入して飲用し、自分たちの身を守っているのが、実状です。
水は、水素と酸素の化合物であることは、誰でも知っておりますが、
知っているようで知らない水の不思議について述べてみます。
1.水は、4℃で密度が最大になる。
0℃以下になると水は氷になる、もし、水が他の殆どの物質のように、固体の
状態(氷)が液体の状態(水)よりも重ければ、氷は水に浮かばない。氷点下の
環境にある湖では、全ての生物は湖底に沈んだ氷の中に閉じこめられて、
生命を維持することができない。
氷は、軽いので水に浮いて、底まで凍らないように、断熱材の役目を
するのである。このように、固体になった時に、体積の増える
(密度が小さくなる)物質はビスマスなど、ごく少数しか存在しない。
2.水は、最も多くの物質を溶かす液体である。
水は、ある一つの物質を溶かすと、他の物質をもっとよく溶かすようになると
いう特別の能力を持つ。大きな岩石やガラスも溶かす。海水は、地球上に存在す
る殆ど全ての元素、―金・銀・白金などの金属やアルゴンなどのガスや工場から
の様々な有機化合物など―が溶けている。身体の中に、いろんな栄養素を運んでくれるのも、この水の性質のお陰である。
3.水が固体の状態である氷は、他の同じような水素化合物(固体)に比べて、
融けにくい。
他の水素化合物と同じようだと、氷の融点はマイナス110℃のはずだが、
融点が0℃と氷は例外的に高い。もし、融点が低ければ、沸点も低くなり、
0℃〜100℃の水(液体)は、存在しない。
4.水は、他の同じような水素化合物(液体)に比べて、蒸発しにくい。
他の水素化合物と同じようだと、水の沸点はマイナス80℃のはずだが、
沸点が100℃と水は例外的に高い。人間の身体の温度が、一定に保てる
のは、水のこのような特性によって、皮膚の汗腺が保護されている
からである。
もし、水がアルコールのように蒸発しやすい特性であれば、汗腺は
ふさがって生命は維持できない。
5.水は、他の物質に比べて、沢山の熱を蓄えることができる。
1グラムの水を、14.5℃〜15.5℃に1℃上げる熱量を、1カロリーという。
他の物質の1℃上げるに要する熱量は、液体の場合は、0.5カロリー、
金属の場合は0.1カロリー以下である。水に比べて熱しやすく冷めやすい。
湯たんぽ(保温)や水枕(保冷)は、水のこの性質を応用したものである。
6.水は、情報を蓄えることができる。
水に、身体に良い情報を蓄え、それを飲用して体調を整えたり、病気を治し
たり、千分の一というような微量の薬で、効き目のある薬と同様の水ができるよ
うになってきた。21世紀は、このような研究も急速に進むものと予測される。
上記のように、水の特別な性質のお陰で、生命が生かされていると
言うことができます。
特別な性質を持つ水のありがたさを、強く感じます。
約46億年前の地球誕生の頃には、地球は高温の火の玉で、
水は存在しませんでした。
どのようにして、地球に水ができたのでしょうか。謎は、深まるばかりです。
そして、このような、不思議な水の性質のお陰で、地球上の全ての
生命が生かされているのです。
<貫井興治さんのメールアドレス>
健康指向商品の開発及び通信販売
最近は、元管取付型活水機、蛇口取付型活水機を開発・発売
日本機械学会会員
国際波動友の会 波動インストラクター
会社:マドォヌ(株)専務取締役(商品企画・開発)
マドォヌジャパーン(株)専務取締役(通販事業)
ティーエム社 代表(通販)